私がイラストを描くときに考えていること。色の話。

イラスト制作の工程で、色塗りは私にとって一番好きな作業。

ラフの線画から、カラフルになってイラストが息を吹き込まれていくような感じがワクワクするし、楽しい時間です。

 


着彩はPhotoshop、CMYKで


私のイラストは、ラフまでは鉛筆書き(アナログ)、

着彩はパソコンにラフをスキャンして、デジタルで仕上げています。

アドビのPhotoshopというソフトを使い、ペンタブでラフを元に本描きしていきます。

私は元々紙媒体のデザインを勉強していたので、

CMYKという印刷機のインクの掛け合わせの数値で色を作っていきます。

 

・C…シアン(水色)

・M…マゼンダ(ピンク)

・Y…イエロー(黄色)

・K…ブラック(黒)

 

印刷されるものは、基本はこの4色のインクの掛け合わせで様々な色を作って印刷されています。

(パソコンやテレビの画面になるとRGBという光の組み合わせで色を映しています)

4色の絵の具で色を作りながら絵を描いているようなイメージですかね。

今ではこの4色の数値で大体どんな色ができるか分かります。

この色はM30%とY80%ぐらいだろうなぁとか。

全く別の職業の友達に話すと軽く引かれます。笑

職業病ですね。。。

同業者に伝える時はすごくわかりやすいんだけどなぁ。


季節によって、伝えたいイメージによって、色合いを考える


デザインのお仕事をされている人はみんな同じことをされていると思いますが、

それぞれの季節を感じさせる色の組み合わせを考えながら色を塗っています。

例えば夏だったら涼しげな青だったり、熱い太陽のイメージの彩度の高いオレンジだったり。

冬だったらモノトーンの色を使って少し寒い感じをイメージさせたり。

▲季節の色のイメージ
▲季節の色のイメージ

色は、その時期の雰囲気や温度感などをイメージさせるのにとても大切なので、

いつも悩みながらベストな色の組合せを作っていきます。

季節だけでなく、女性らしいとか、男性らしいとか、重いとか、軽いとか、

伝えたいことの世界観を左右するので、とても重要なので、

着彩の作業は結構時間をかけています。

例えばですが、トイレのマークで、

形と男女の色を逆にすると、文字では「男性」「女性」と書いてあっても、

色の方に引っ張られて間違えて入ってしまうとか…。

 

そういえば、最近のおしゃれなショッピングモールのトイレのマークとか、

はっきり色をつけてなくて、一瞬どっちだかわからない時があって

それって本当の意味でのデザインとして成り立ってないよな、なんて思ったり。。。


補色を使う


補色とは、互いの色を最も目立たせる色の組み合わせです。(色相環の反対側にある色のことです。)

例えば黄色と青系の色とか、赤と緑系の色など。

(ちなみに補色同士を混ぜると黒になります。)

 

▲色相環
▲色相環

 

それぞれの色をポイントで使うことによって、いいアクセントにもなるし、

印象的な色合いを作ることができるので、描いたイラストがなんとなく締まらない時にポイントで使ったりします。

でも、気をつけないと目がチカチカする色合いなので、ワンポイントで使うようにしています。

ちなみに最近描いたこのイラストも、青の反対側のオレンジ系の色を使っています。


パステル調の優しい色合いで


昔はなかなか自分の色の特徴がつかめていなかったのですが、

最近は、少しパステル調で、柔らかい色の組み合わせが自然と出てくるようになりました。

あるデザイナーの方にポートフォリオを見ていただいた時に、

「絵の色合いが統一されていて、自分の色のパレットができているね」

と言っていただいた時はすごくうれしかったなぁ。

ざっとこんなことを考えながらいつも色を決めています。

まだ配色に悩んだりすることもあるけれど、色合いで自分らしさ、心地よさが表現できればいいな。

街中の絵やインテリア、洋服などを参考にしつつ、日々勉強です!